東長町の家

和歌山市/2014年12月竣工

市内中心部に建てられた、「季節を楽しみ、地域とつながる住まい」をテーマにした狭小住宅です。
建物はガラスを多用することにより、内部に光や風や音、街の気配を取り入れ、家の中にいながら時間や季節の変化を強く感じられる構成となっています。内部からは外部に向け住まいでのアクティビティを発信し、今まで希薄だった建物と地域との関係を再構築しました。
地下空間を含む計4層のフロアは、3ヵ所の吹き抜けでつながっています。吹き抜けは、視覚的にはつながっているが、辿り着くためには動線を大きく迂回しなくてはなりません。空間の中に短い距離と長い距離を同居させ、建築の内部に多様な距離関係を埋め込むことによって、実際の空間よりも広い空間を知覚・経験できると考えました。さらに吹き抜けは家族がお互いの気配を確認する役目も果たしています。
■構造/混構造(鉄筋コンクリート造+鉄骨造) ■規模/地下1・地上3階建■敷地面積/94㎡■延べ面積/141㎡